2019年1月より沖縄で先行導入されていたマクドナルドのモバイルオーダーが、4月10日より静岡県でも導入が開始されました。静岡県に住んでいる身としてはモバイルオーダーがどんなものか興味津々。早速10連休中にモバイルオーダーを体験してきたので、報告したいと思います。
マクドナルドのモバイルオーダーとは?
まず、モバイルオーダーについて説明します。
日本マクドナルドが展開する「未来型店舗体験」
従来、マクドナルドは窓口(ドライブスルー受付口含む)でオーダーをし、商品受け取り時に会計を済ませる方法がとられていました。今回モバイルオーダーを開始することにより、来店前にモバイルオーダー専用のアプリから商品を事前注文することで、来店時に窓口に並ぶことなく商品を手にすることができるようになったのです。混雑時のマクドナルドは店内が熱気で凄いことになっているので、並ばずに注文ができるのはいいですね!
他にもある!未来型店舗体験
静岡県内で先行開始するにあたり、マクドナルドはモバイルオーダー以外にも二つの「未来型店舗体験」を導入しました。
ゲストエクスペリエンスリーダー
マクドナルド公式HPより
ゲストエクスペリエンスリーダーは、来店から退店されるまでのお客様の店舗体験全体をサポートするスタッフです。メニュー選びでお困りの方、空いている客席をお探しの方など、ふと困った時にお客様に寄り添ったり、お客様と心地よい楽しいひとときを共有できるような存在を目指します。
つまり、店内で席を探したりメニュー選びなどで困っているお客様のためのサポートを主な仕事をするスタッフが店舗内にいるということですね。これはどうなんでしょう。私が普段行くマクドナルドでは、混雑時でも席が空いてなくて困ったことはないので…。でも混んでいる店舗だったら、こういうスタッフが一人いてくれたら助かるかもしれませんね。
テーブルデリバリー
マクドナルド公式HPより
テーブルデリバリーは、注文カウンターでお支払いが終了したお客様に番号プレートを持ってお席でお待ちいただき、クルーがお客様のお食事をお届けするサービスです。お子様連れで手荷物が多い方や、傘をお持ちの方はもちろん、何も荷物が無いお客様もご利用いただけます。クルーの笑顔と共に届く作りたての温かいお食事が一層おいしく感じられます。
これも店内で食べていく場合のサービスですね。従来はオーダー終了後、商品が出来上がるまでカウンターの近くで待っていましたが、今後はオーダーして会計を済ませた後は番号プレートを持って席について待っていれば、クルーが商品を席まで届けてくれるサービスのようです。このテーブルデリバリーはモバイルオーダーと合わせて使用することも可能で、来店後に列に並ばす席についてモバイルオーダーから注文すると、テーブルまでクルーが商品を持ってきてくれるというシステムです。
モバイルアプリをインストールし早速使用してみる
今回はモバイルアプリを利用して店舗内でモバイルオーダーし、テーブルデリバリーで持ってきてもらう方法を試してみました。
1.アプリをインストール
現時点ではiphone版のみしかなく、アンドロイド版アプリの提供は未定とのことです。
2.アプリを起動
ログインの際、マクドナルドの公式アプリを利用している方は同じIDを入れるとログインできます。
店舗を選ぶ
受取店舗と、朝マックとレギュラーどちらの時間帯か選択します
メニューを選択
マクドナルドの公式アプリでログインすれば、クーポンの利用が可能になります
メニューを選択したら注文を決定するのボタンを押します
決定ボタン押した後、営業時間内に店舗へ行く
注文を決定するボタンを押した時点ではまだ注文は完了していないとのこと。支払いの登録は店舗に到着してから行うようです。この画面だけ見るとすぐに行かなきゃ!と思いがちですが、画面に「23:50までに店舗にお越しください」と表示されていることからしても、慌てていく必要はないようです。
店舗に到着したら到着ボタンを押す。
押すと「お店の近くにいらっしゃいますか?」と再度確認されます。到着していたら「次へ」を選択
受け取り方法を選択
まず、「お店で食べるか」「テイクアウト」かの選択があります。今回は「お店で食べる」を選択。すると、「カウンターで受け取る」または「席で受け取る」の選択画面になります。せっかくなので、席で受け取る=テーブルデリバリーを選んでみます。
支払方法を選択
現在の支払方法はクレジットカードかLINE Payのみ。どちらかを選択します。
※今後楽天ペイ(オンライン決済)、d払い®でも利用可能になる予定
新規でクレジットカード情報を登録する場合、安全の為にマクドナルドのフリーWi-Fiはいったん切れるので、Wi-Fiに繋げようとしないように。
席の番号を入力
席の番号!?と一瞬戸惑いましたが、よく見ると各席毎に以下のような番号が表示されていました。この番号を登録することで、商品を持ってきてもらえるんですね。
商品受け取り後、「商品を受け取りました」ボタンを押す。
受け取った後は、もうひと作業があることを忘れずに。受け取りましたボタンを押して、終了となります。
終了後には、登録したアドレスにも明細がのったメールが送られてきました。
実際にモバイルオーダーを利用した感想
店内が混んでいる時には、並ばずに席から注文できるモバイルオーダーは、便利だなと思いました。逆に、お店に入ってみて並んでない場合には従来の方法でオーダーしてもそれほど差はないと思います。問題は友達同士などでまとめて注文する場合の支払方法かなと思います。LINE Payには割り勘できる機能がありますが、これをするには全員がLINE Payに登録していないといけない訳で。先の未来はともかく、現状では難しいかなと思います。ただ、中国や韓国などではキャッシュレスが進んでいるので、今回のサービスは外国人向けの対応も視野に入れているのかもしれません。
あと、私は普段ドライブスルーを利用することが多いのですが、ドライブスルーに慣れていると、一度車を止めて店内に入ることが面倒だと感じてしまう人もいるのではないかと思いました。ドライブスルーの受け取り口など、車から出ないで受け取ることが可能になるといいなと思いました。
今回利用してみて感じたことを下記にまとめてみました。
長所
- 事前にゆっくり商品を選ぶことができる
- 来店時に並ばなくても良い
- クレジットカードまたはLINE Payで決済手続きを済ませるので、現金を持ち歩かなくて済む
短所
- モバイルオーダー専用のアプリはiphone版のみで、アンドロイド版アプリの提供は未定
- ドライブスルーには対応していない為、店内に商品を受け取りに行く必要がある
- 仲間同士で一緒に頼む場合、全員がLINE Payに入っていないと割り勘が難しい
- 普段ドライブスルーを利用することが多い場合、店内に一度入らなければならないことを不便に感じる人がいるかも。
以上、モバイルオーダーを使用してみた感想でした。