和紅茶を楽しむ 日本茶アワード(AWARD)2018で選ばれた和紅茶を紹介

和紅茶を楽しむ

日本茶AWARD」をご存知でしょうか?日本茶の未来を考え、お茶の魅力を多くの人に伝えていくために作られた品評会です。

お茶の品評会と聞くと専門業者の方が選出するイメージが強いのですが、日本茶アワードでは消費者や他分野のスペシャリストを審査員に迎えて、多方面からの視点を取り入れているのが特徴です

なこ
審査は3次審査まであり、2次審査である程度まで絞られるのだけど、大賞を決める三次審査は大きな会場で行われ、来場者である消費者によって選出されるの

なここ
応募すれば誰でも参加できるんですって。お茶を普及するという面からみても、とても面白い試みよね

そして、日本茶アワードでは緑茶だけでなく、和紅茶も審査部門に入っているのです。

それでは、日本茶アワード2018に選出された日本茶のうち、受賞した和紅茶を紹介したいと思います。

紅茶・後発酵茶部門 プラチナ賞

プラチナ賞として紅茶・後発酵茶部門に選出されたお茶は二点です。

高千穂 紅茶 宮崎県 甲斐製茶園 甲斐雅也

 

内容量:15包

値段 650円

内容量 40g

値段  650円


高千穂の風土に包まれ育った茶葉を一晩寝かせ、やさしく揉んで、発酵させています。国産紅茶は輸入紅茶に比べて、苦味、渋みが少なく、やさしく甘い味わいと香りが特徴です

公式HPより

プラチナ賞を獲得しただけあり、2018年12月13日現在では品切れとなっていました。どんな味わいの紅茶なのか、是非味わってみたいです。

ももか Premium C-SF-5 静岡県 井村製茶 井村典生

内容量 32g

値段  1,000円(税込)

品種  べにふうき

こちらはべにふうきを原料として作られた和紅茶です。元々べにふうきは、日本の品種べにほまれと中国の茶葉を交配して、紅茶用として作られた品種です。中国産の茶葉の影響で、若干苦味や渋みがあるのが特徴です。

井村製茶さんは2016年にも日本茶アワードのプレミア賞を受賞しています。


チャンピオンティ、プラチナ賞を受賞したコンテスト出品用の作品で桃の香りを思わせる上品な紅茶です。
水色は深い紅色で、桃を連想させるフルーティな香り、爽快感を感じさせるテルペン香があります。口に含むと心地よい渋味があります。
ウンカ吸汁芽の特徴的なムスクの余韻が感じられます。
(リーフ 25g入)

公式HPより

桃を連想させるフルーティな香りに惹かれますね。

井村製茶公式HP

紅茶・後発酵茶部門 ファインプロダクト賞

ファインプロダクト賞には、4点選ばれています。

和紅茶~夏摘み カネトウ三浦園 静岡県 三浦なつ子

内容量 60g

値段  1,080円(税込)

品種 静岡産べにふうき

60gで1,080円は良心的なお値段だと思います。こちらではおすすめの淹れ方が紹介されていました。


ホット 】— 茶葉3gに対し、熱湯150ccを注ぎ、3分経過後にカップに注ぎます

【 コールド 】— 茶葉15gに対し、水750ccを注ぎ、6時間以上経過後にカップに注ぎます

公式HPより

コールドは6時間以上経過後の方が美味しいんですね。和紅茶の種類は夏摘みだけでなく、春摘みや秋摘みもあります。

カネトウ三浦園HP

和らぎ香り紅茶 静岡県 牧之原山本園 山本守日瑚

内容量 50g

値段  864円(税込)

品種  べにふうき

夏摘みと春摘みの二種類が販売されています。夏摘みの方が程よい渋みと甘味があり、バランスの良い紅茶とのこと(HPより参照)

HPには生産者の方の優しそうな顔写真が掲載されていて、とても親近感が持てます。ブログを読むと、お茶づくりに対する想いがとても伝わってきます。明治2年から受け継がれている牧之原台地での茶園を代々大切に守り続けているお茶園です。

牧之原山本園

TOMASA-Ⅲ「紅茶」静岡県 カワサキ機工株式会社

カワサキ機工さんは、製茶の機械を中心とした茶園の管理機を製造する会社のようです。関連会社に株式会社川崎園というお茶の直売店がありますが、今回受賞しTOMASA-Ⅲ「紅茶」は2018年12月14日時点では売られていないようでした。

販売が確認され次第、こちらでも掲載します。

静岡べにふうき紅茶 second flush 静岡県 株式会社 寺田製作所

寺田製作所さんは乾燥機を中心とした機械設計・販売の会社で、製茶機械も取り扱っています。今回受賞した商品は2018年12月14日時点で販売の確認はできませんでした。

紅茶・後発酵茶部門 審査員奨励賞

審査員奨励賞には2点選出されています。

静岡やぶきた紅茶 second flush 静岡県 株式会社 寺田製作所

寺田製作所さんは乾燥機を中心とした機械設計・販売の会社で、製茶機械も取り扱っています。今回受賞した商品は2018年12月14日時点で販売の確認はできませんでした。

五ヶ瀬有機紅茶 宮崎県 株式会社宮崎茶房

静岡県産が多い中、こちらの紅茶は宮崎県産の和紅茶です。

 

ティーバックとリーフの二種類があります。

和紅茶を楽しむ 日本茶アワード(AWARD)2018 まとめ

以上が日本茶アワード2018紅茶・後発酵茶部門で選出された和紅茶になります。こうしてみると、静岡県産がとても強いのがわかります。静岡県は緑茶の生産地としてもとても有名ですので、同じ茶葉からつくられる和紅茶にも定評があるのかもしれません。

外国産の紅茶と比較して渋みが比較的少なく、和食や和菓子にも合うとされている和紅茶。今回選出された商品の多くも今はネットで購入できるとても便利な時代です。これからゆっくり飲み比べてみたいと思います。