私立高校に通う高校1年の長男にかかった入学費用や一年間の学費・通学費を計算してみた。

子どものこと

こんにちは。高校生と小学生の子供を育てる兼業主婦、なこです。早いもので、去年高校受験を終え高校生になった長男はあと少しで2年生になります。去年の今頃は、受験を目前に控え、インフルエンザの流行におびえながら過ごしていたなと思い出しました。受験生の皆さんやご家族の方は、今が大変な時ですよね。

今回は、私立高校に合格してから掛かった費用を紹介したいと思います。入学金や実際の授業料は高校により違いはありますが、大まかな金額として参考になると幸いです。

高校入学までにかかった費用

まず、高校入学までにかかった費用を項目別に調べてみました(千円未満は四捨五入しています)。

高校に収めた金額

  • 入学受験料            13,000円
  • 入学金              100,000円
  • 施設使用料            60,000円
  • 教科書代             52,000円
  • 制服、上靴、体操着等         91,000円
  • 4月分納付金(前納)        65,000円
  • その他(PTA会費、後援会入会金等)10,000円

計 391,000円

約40万円かかっていたんですね。この金額は一度にまとめて収めるものではなく、受験前に受験料、合格したらすぐに入学金、オリエンテーションでは教科書代は本屋、制服は服屋、靴は靴屋といった感じで個々で納めていたので、全部でいくら納めたのか把握していませんでした。

覚悟していたとはいえ、私立高校はやはりお金がかかります。

入学に向けて購入した物と金額

  • 通学用自転車            40,000円
  • 定期券(半年分)          24,000円
  • 自転車駐輪場代(二か所・半年分)  24,000円
  • 通学リュック                                      9,000円
  • 定期券入                1,000円

計 98,000円

長男の通学は自宅→自転車)→駅(電車)→(自転車)→高校で、自転車を二回使う為、自転車は中学で使っているものにプラスして新たにもう一台購入しました。そして、乗車駅と下車駅のそれぞれに自転車駐輪場代がかかることに…。少額の出費も積もれば…という感じです。

通学用のリュックは学校指定がなかったのでこちらを購入しました。

詳しくは見て頂けると分かるのですが、とにかく大容量です。背中に当たる部分がメッシュ生地になっているので夏場でもムレない点やポケットが充実している点などを子どもが気に入り、こちらの商品を購入しました。一年使ってみても型崩れはしていません。高校生って、本当に荷物が多いので、大容量を購入しておいた方が絶対に良いと思います。

あと、こちらの商品は完全防水ではないのですが撥水加工がされているので多少の雨なら問題ない点も満足しています。

このパスケースは定期券入れとして使用しているのですが、価格が千円前後ととても安いのに機能性はバッチリで、子どもが気に入っています。一番のポイントは、伸びるリールがついているので、普段は上記のリュックのサイドポケットに入れて付けておき、改札口では引っ張って使える点です。ストラップの先端にはフックが付いているので、リュックに装着するのも簡単です。

高校生活一年間でかかった費用

次に、入学してから一年間でかかった費用を公開します。

高校一年間の学費

まず、一ヶ月間ででかかる学費は以下の通りです。

  • 授業料         33,000円
  • 空調費             1,000円
  • 修学旅行積立        8,000円
  • その他(PTA会費等)       4,000円

一か月計  46,000円

4月分は前納されるので、5月~3月までの11ヶ月分を毎月口座引き落としで支払います。年間(11ヶ月間)の合計はこちら。

11ヶ月間(5月~3月)に支払う学費の計

46,000×11=506,000円(A)

約50万です。やはり公立高校と比較すると、私立は圧倒的に高いですね。

就学支援金について

現在(2018年の時点)では、公立高校は授業料が無償化されていますが、私立高校でも両親の市町村税の所得割額合計を元にして、就学支援金が支給されます。

両親の市町村税の所得割額合計 就学支援金金額(一ヶ月) 年収(おおよその目安)
304,200円以上 なし 910万円以上
154,500円以上304,200円未満 9,900円 590万円以上910万円未満
51,300円以上154,500未満 14,850円 350万円以上590万円未満
1円以上51,300円未満 19,800円 250万円以上350万円未満
0円 24,750円 250万円未満

所得割額合計と聞いてもあまりピンとこないですよね。簡単に説明すると就学金を受け取れない家庭(304,000円以上)の年収目安は910万円で、全勤労者世帯のおよそ2割にあたるということです。

我が家の場合、就学支援金は9,900円受け取ることができたので、年間だと9,900×12ヶ月=118,800円(B)が免除されることになりました。

従って、高校一年間にかかった学費は以下の通りです。


高校一年間で払った実際の学費

年間の学費506,000(A)-就学支援金で免除された額118,800(B)=387,200円

学費としては年間で387,200円(月額だと一ヶ月約37,270円)支払ったことになります。

なこ
就学支援金について、申請は高校入学時にすることになるけれど結果がでるまで時間がかかるので、それまでの毎月の支払い額は全額支払うことになるつもりで予算を考えておいた方が無難だと思うわ

なここ
申請は入学時に4~6月分、6月頃に7~翌年6月分を申請することになるの。最終的に申請結果が出たのは11月頃。

なこ
長男が通う高校の場合、就学支援金を差し引いた金額での引き落としが開始されたのは12月からだったわ。4月から11月の分の就学支援金はまとめて振り込んでもらえたけれども、それも12月になってから。なので毎月の予算を立てる際に、最初は就学支援金を計算に入れないで立てておいた方がいいかもしれないわね。

高校一年の間ににかかったその他の費用

学費以外で、高校一年の間にかかった費用をまとめてみました。

  • 定期券(半年分)          24,000円
  • 自転車駐輪場代(二か所・半年分)  24,000円
  • 半袖ワイシャツ2枚          7,000円
  • 夏スラックス            14,000円

計 69,000円

思い浮かぶのは以上です。夏用のシャツとスラックスは当初購入しなくてもいいだろうと思っていたのですが、真夏に自転車で通うのは相当暑いらしく、本人から「買ってくれ!」と頼まれ購入しました。それにしても、スラックス1本でなんでこんなにも高いのか。。。

私立高校に通う高校1年生の長男が入学や通学にかかった費用の結果

さて、それでは総合的な結果です。

入学までにかかった費用    391,000+98,000=489,000円

入学後の1年間でかかった費用  387,200+69,000=456,200円

総額   489,000+456,200=945,200円

結果、私立高校に通う長男にかかった一年間の費用は約95万円ということがわかりました。

まとめ

改めて考えると、就学支援金という補助があるとはいえ、公立高校と比較すると私立高校へ通うのはお金がかかるなと実感しました。制服代など、入学時にかかるお金が大きいです。高校入試の際には公立へ行くか私学へ行くか色々と考えて決めたので、そのこと自体に後悔はありませんが、私学へ通わせる以上、お金の流れをしっかり把握し、今後の予算を組み立てていきたいと思いました。