我が家に保護猫を迎えることになりました。それも一度に2匹。理由は追々説明するとして、迎えてからの一週間の様子を振り返ってみたいと思います。
我が家の猫たちの紹介
右側の三毛猫はさくら、1歳3ヶ月のメス。カーテンの影に隠れているチャトラの猫が7ヶ月のトラ、オスです。この写真はうちにきてから3日後くらいに撮ったものですが、2匹とも窓から外を眺めているが大好きです。
初日
お世話をしてくださっている方が猫を連れて我が家に来たのは夕方16時頃のこと。オスで生後7か月のトラはすぐにゲートをでて、家の中をキョロキョロ探検し始めました。あら、意外と平気なのねとビックリする私達。人間になれているトラはすぐに私たちのそばにも寄ってきて頬をこすりつけ甘えてきます。

昔からいるかのように次男の隣に座るトラ。
一方1歳のメス猫サクラはかなり緊張した様子。一向にケージから出てこようとしません。30分ほど経った後保護してくれた方が無理やりケージから出すと、サーっと走り回り、大きな丸テーブルの下に隠れてしまいました。その後そこから一向に出ようとせず、一晩その場所ですごすことに。

2日目
トラはもうすっかり慣れた様子。主人と子ども達、私にも頬をすりよせお腹を見せゴロゴロしてきますし、元気に家の中を探検しています。ウンチやおしっこも一発で成功!猫のトイレのしつけは簡単と聞いていましたが本当ですね。えさもしっかり食べています。
一方、サクラは一晩をテーブルの下で過ごしました。朝になっても昼になってもその場所から出てこようとはしません。エサはもちろん食べませんし、ウンチやおしっこもしていない状態。さすがに心配になってきましたが、お世話をしてくださっていた方から「2.3日は出てこないかもしれないけれど、自分から出てくるまで待っててあげて」と言われたので、我慢して待っていることに。すると!夕方になってからヒョッコリとテーブルの下から出てきました。ですが、私たちが少しでも動くと急いでテーブルの下に隠れるサクラ。なのでサクラが動きそうなときは、まるで「だるまさんがころんだ」をやっているかのように動きを止める我が家の面々(笑)ですがこの日も結局エサは食べず、トイレもしないままでした。

サクラは机の下で、トラは外で寝ます。
3日目
二日目の夜から、寝る時はリビングではなく二階の6畳ほどの部屋に連れていくことにしました。私たち夫婦は共働きで子ども達も学校がある為、平日の昼間はこの六畳の部屋で過ごすことになります。3日目の朝、六畳の部屋からリビングに連れてくると、寂しかったのか誰彼構わず甘えまくるトラ(笑)トラはすっかり慣れています。
一方サクラは…10分くらい部屋の隅にいた後、自らリビングに出てきました。そしてゆっくりとエサのある場所に行き、食べ始めました!!三日目にしてようやくです。とりあえずご飯を食べてくれたことに一安心。その後オシッコも失敗することがなくトイレですることができました。
4日目
エサを食べ、トイレもこなしたサクラ。少しずつ心を開いてくれるのかなと思いきや、何故かすっかり心を許したようで、私や子供達が近くで座っていると平気で近くを通るだけではなく膝の上に乗ってきてくつろぐように(笑)こんな一気に心を許しちゃうの⁈と不思議でしたが、後から聞いたところによると、猫はその場所が自分のテリトリーと認識すれば、その場所にいる(住んでいる)人に対してもさほど警戒しなくなるんだそうですね。もちろん個体差はあると思いますが。

長男に抱かれてゴロゴロしています。昨日まで机の下に隠れていた猫だとは思えません(笑)サクラは4日目にして、この家を自分の家だと認識してくれたようです。
5日目
あれほど臆病で大人しかったサクラがいよいよ本領発揮。家の中の至るところを探検しまくっています。トラが気づかなかった隙間や危ない場所を、サクラは目ざとく見つけて入り込もうとします。トラが入ろうとして諦めた場所にも挑戦し、あの手この手で成功してしまうサクラ。猫の知恵にも個体差があるのですね。いや、女(サクラ)の方がしっかりしているのか…。
この頃から、トラとサクラが喧嘩をする姿を見かけるようになりました。喧嘩といっても怪我をするような感じではなく、どうやら縄張り争いかなという感じ。例えば、ソファの右側はトラの場所、左側はサクラの場所となっているようで、トラの場所にサクラがいるとトラはサクラをどかそうとします。この様子は10日間ほど続きましたが、最終的にはお姉さんのサクラが場所を譲ってあげることで解決していきました。

喧嘩すると入っても仲良しです。
6日目、7日目
1週間の記録を書く予定でしたが、結局トラとサクラは一週間もたたずに我が家に慣れてくれたようで、6日目くらいからはのんびりとした日々を過ごしています。猫は1日のうち15時間は寝ていると聞いていた通り、元気な時はあちこち探検をしたり2匹で追いかけっこをしたりしつつ、仲良く過ごしています。思いもがけず二匹を飼うことになりましたが、上の画像のように寄り添って寝ている姿を見るのは一匹では味わえない幸せがあります。
初めて猫を飼う方、しかも複数の場合には不安なことが多いのではないかと思いますが、案外猫は他の動物と比較すると散歩等がない分ハードルは低いのかもしれません。