静岡県菊川市はお茶の産地として有名な場所です。そんな菊川市に2015年オープンした、生産農家ごとの茶葉を楽しむことができるお茶の専門店、お茶カフェサングラムへ行ってきました。
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生産農家のオリジナル茶葉が楽しめるお店
一般的にスーパーなどで売られている茶葉は、製茶場でブレンドされ販売されています。なので、個々の茶農家の味を楽しむことは難しいのが一般的です。
しかし、サングラムカフェでは、生産農家オリジナルの茶葉を使用している為、各農家ごとの個性的な茶葉を楽しむことができるのが特徴です。
明るく開放的なお店作り
店内は窓が大きく、光がたくさん入っていてとても開放的な印象です。グリーンと白と茶色(木の色)で統一された店内はとても洗練された空間になっていて、普段よく知っているお茶屋さんの印象とは全く違うイメージを持ちました。
スーパーなどで売っているお茶の袋のパッケージはカラフルなイメージがあるのですが、こちらのお店では上記のように包装袋も緑色に統一してシンプルにしています。これが店内の印象をより良くしているんですね。
生産家毎のお茶を丁寧に紹介
生産家の紹介もされていることにこだわりを感じます。屋号が載っているのも、生産家さんへの思いが伝わってくるように感じます。かと言って専門的なこだわりがつよいわけではなく、一般の方向けにどんな味なのかわかりやすく紹介してくれているので、自分好みのお茶を選ぶ楽しみも味わえます。品種茶ののみくらべなどもおもしろいなと感じました。
どのお茶にしようか決めきれない時には定員さんに相談してみるのも一つの手です。皆さん明るくて感じが良いだけではなく、お茶の勉強をしっかりしている方が多いようで、席に着いた際にとても丁寧に説明をしてくれました。すべての店員さんが清潔で明るく好印象です。
メニューを見ている時に、「気になるお茶があったら試飲できますので声をかけてくださいね」と店員さんから声掛けがありました。試飲ができるカフェなんて!嬉しいサービスですよね。
尚、2020年2月現在はランチメニューはなくカフェのみのご案内とのことでした。
世界のお茶コーナーでは様々な種類のお茶を紹介
世界のお茶として、紅茶を始めとしたさまざまな種類のお茶が紹介されています。産地やそのお茶の特徴が紹介されていて、とても興味深いです。中には知らない種類のものもあり、すべての種類を制覇したくなります。
島田産の和紅茶、べにふうきを注文
当初の目的だった和紅茶は世界のお茶の紹介の中に日本の紅茶としてありました。島田産のべにふうきは甘味があって飲みやすいのが特徴の紅茶です。
注文してすぐに上記のような状態で運ばれてきました。まずはこの状態で砂時計が全て落ちるまで待ちます。
砂時計が全て落ちたら、もう一つある空のティーポットに紅茶を全てうつします。
うつしたら冷めないようにティーウォーマーの上に置いて完成。
和紅茶は言うまでもなくとても美味しかったです。紅茶を注文してティーウォーマーが出てきたのはこのお店が初めてで、お店のお茶に対するこだわりが感じられて感動しました。ろうそくの火で温められた紅茶はいつまでも丁度良い温度で温められるので、最後の一杯まで美味しくいただくことができます。
お茶菓子として、深蒸し茶ロールケーキも注文しました。生地やクリーム、仕上げの粉などすべてに菊川産深蒸し茶葉を使用していて、さらに生地には米粉を使っているのでもっちりとした食感が楽しめるとのこと。本当は緑茶用の和菓子だと思うのですが、どうしても食べたくて注文してしまいました。
とっても美味しそう!綺麗な見た目もGOODです。食べてみると、思ったよりも茶葉の香りが濃いのに驚きました。でも米粉のモッチリ感がとても合っていて美味しかったです。
サングラムの情報
- 営業時間 10:00~18:00
- 住所 静岡県菊川市堀之内1-1(JR東海道線菊川駅から徒歩3分)
- 定休日 火曜(祝日の場合は営業)
- お問い合わせ 0537-36-1201
- 駐車場 有
- 公式サイト サングラムカフェ
カフェサングラム まとめ
- 清潔で明るくお洒落な店内
- 店員さんはお茶のプロ
- メニューには生産家の屋号が掲載。お茶の紹介も詳しく有。
- 和紅茶は島田産のべにふうき
日本人に馴染みの深いお茶を、より深く味わうことができるカフェサングラム。お茶付きの日本人ならば誰でもその美味しさに感動し、好奇心が満たされるお店だと思います。和紅茶もとても美味しかったですが、次は菊川産の緑茶を飲みに行ってみたいなと感じたカフェでした。