入院して脂肪腫を取ってきました④~手術当日

アラフィフ的日常
手術室に入るまで

いよいよ手術当日です。やっぱり緊張してよく眠れなかった…。7時からは水分もダメになるので、6時半頃にコップ1杯のお水を飲みました。8時に手術用のガウンに着替え、トイレに行ったあと下はT字帯(ふんどしみたいな感じ)に履き替え、弾圧ストッキングを履いて用意。弾圧ストッキングとは、麻酔で長時間動けないことにより血栓を作ってしまわないように履くのだそう。エコノミー症候群と同じ状態になることを防ぐそうです。10分前に病棟の看護師さんが迎えに来てくれ歩いて手術室へ。途中付き添いで来てくれた母と会うが、コロナ予防ということで話ができず…ごめんなさい、ありがとう。

いざ手術室へ

手術室のドアの前には何やら長蛇の列が…。「9時開始は混むんですよね」と看護師さんが教えてくれましたが、本当に電車待ちのホームのような行列です。9時になると扉が開き、ここで昨日挨拶に来てくれた手術室の看護師さんと再会。いよいよ入ります。

手術室の中はドラマでよく見てるのと同じような光景で、曲が流れていました(多分EXILE…)。手術台に横になると、上にはたくさんマルがあるライトが(分かりますか?)。ここからは一気にスピードアップ。麻酔師さん、看護師さん数名が大丈夫だからねーなんて話しかけてくれながらあっという間に身体に心電図、血圧計等色んなものをつけていきます。それこそ緊張する間もなく…。そして麻酔師さんが「今から眠る薬を点滴に入れますね。少し腕がスーッとしますけど、スーッとしたなと感じてるうちに寝てしまいますから。次に目が覚めた時はもう終わってますからねー」と説明してくれながら入れると同時に手首がスーッと重く…というより痛くなり、これ痛いよ!と思ったあたりで記憶が途切れました。

手術終了

「なこさん、起きてください!分かりますかー?」という声で目が覚めると、そこはまだ手術台の上で、どうやら手術室が終わったようです。分かりますかー?という問いかけに返事をしようとしたけど声がでなく、あぁそう言えば呼吸を確保するために口の中に管を入れると言ってたなとぼんやり思い出したりして。ふと時計を見ると、11時半でした。手術室開始は9時10分だったので、1時間20分くらいかかったようです。先生から「取ったの見る?」と聞かれたので、迷わず「見ます!」と返事した私。見せてもらった異物は思った程グロくはなく、肌色のスライムのような感じでした。その後ベットに移され、病室に戻り…この辺りでまた寝てしまったようです。

寝てたのは1時間くらいで、13時前には目を覚ましました。担当医から「夕方まではベットで安静に」と指示が出ているとのこと。この時点ではまだ痛みはそれほどありませんでした。それより何より困ったことが、トイレ問題です。

トイレに歩いて行きたい!

「すみません、トイレに行きたいのですが…」と看護師さんに聞いたところ、「うーん、先生から夕方まではベットで安静にしてるように言われてるから、どうしてもならオムツつける?」「嫌です」「困ったねー、先生は今手術中だから、聞けないのね…もう少し我慢できる?」いや、我慢ってどのくらいすればいいのでしょうか??手術終了から4時間後の14時半からはお水を少しずつ飲んでいいと言われましたが、余計トイレにいきたくなるかもしれないと思うと飲むことも出来ず、ひたすら我慢。もうダメだと思った15時頃、手術を終えた先生から許可がでて、トイレに行くことができました。

当日の夕食。朝昼は食べてないのでお腹は空いてるけれども半分くらいしか食べれませんでした。この頃から痛みがでてきたのと、気持ち悪くなってきたのが原因です(気持ち悪いのは麻酔酔いらしい)。痛み止めをもらい、早々に就寝。